自宅には鉢植えのアロエがごろごろしてて、傷に良いのだといわれに塗ったことがありました。
古くから薬草としての地位を築き、ついにはヨーグルトなどの一般食品にまで進出したアロエ。どうやら良いらしいというところから一歩踏み込んでみましょう。
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昔はよく見たのですが、最近は見る機会が減りました。見たこと無い人もいるでしょうかね?
アロエはサボテンのように分厚い葉が特徴的な多肉植物で、日本国内でよく見かけるのが家庭栽培でも親しまれるキダチアロエ、濃い緑と白い斑点が特徴的なシャボンアロエ、あと沖縄など暖かいところで栽培されているのアロエベラなどです。
その中でも主に食品に使われるのはキダチアロエとアロエベラです。
アロエベラの皮には苦味の成分でもあるアロインが豊富に含まれているため、苦味の少ないキダチアロエが好まれる傾向にあります。アロインは苦い上に医薬品扱いの成分なのでアロエベラは皮を取り除いてから使用されています。
アロエベラは手間がかかる上、暖かい地域でしか栽培できないので育てるならキダチアロエのほうがお手軽ですね。
アロエの葉を摘んだことがある方ならご存知かと思いますが、葉を取ると断面から透明でとろりとした液体がでてきます。この粘性は多糖類に起因しており、これが有用な成分であると考えられています。多糖類はムチン、ペクチン、ヘミセルロース、マンナンなど様々ですが、ゼリーみたいなものなので99%は水分です。
そのほかの成分としてアロエエモジンがあります。アロエをとりすぎるとおなかがゆるくなりますがこのアロエエモジンと前出のアロインがその原因物質だといわれています。
その他消化器にいいといわれているのがアロエウルシンとアロエニンです。それぞれ胃や十二指腸粘膜の保護に役立つとされています。
消化器にいいのかと思ってしっかりとると下痢をするので注意が必要です。
そういえば、ヨーグルトなどの菓子類に入っているアロエはアロエベラですが、あのヨーグルトの味はアロエとは無関係です。大体果実類の風味がつけられおり、アロエはあんなにおいしくないですね。
サプリメントも出てますが、アロエ味を体験したい方は購入してみてください。