暑い時期には辛いものが食べたくなります。辛いといえばカプサイシン。もう説明の必要が無いくらい有名な成分ですがせっかくなので取り上げてみます。
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カプサイシンは唐辛子の辛味成分。カロチノイド系の色素です。赤い唐辛子のあの色がカプサイシンとも思えますが、緑色の唐辛子青唐辛子にも含まれていますし、白色の種子に多く含まれています。
見た目のとおり唐辛子はしし唐、ピーマンの仲間ですが、赤ピーマンは辛くないですよね?逆に緑のしし唐もたまに辛いものが混ざっています。油断して食べたときのあの辛さは結構厳しいものがあります。
ご存知のとおり、カプサイシンといえば脂肪の燃焼です。
カプサイシンが吸収されると交感神経が興奮、副腎からアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンが代謝をあげるので脂肪の燃焼、冷えの改善が期待できるという仕組みです。
この働き現れるのは摂取後2時間後ほどといわれています。
しかし、脂肪を燃やすためには唐辛子を10gほど摂取しなければならないといわれています。うどんに10gも一味を振ったら大変なことになりますね。大量に取ると胃などの消化管を傷つけます。この点は注意が必要ですね。
ちょっと難点の有るカプサイシンですが、暑いときこそ本領を発揮します。夏など、暑いときは体の基礎代謝は落ちています。これは体温の維持にエネルギーがそれほど必要ないためです。そのため夏は太りやすい時期でもあります。
だからこそ、暑いときこそ辛いもので基礎代謝をあげることが好ましいといえます。
それ以外に、カプサイシンは刺激物なので、減塩の食事に加えると物足りなさを補えます。夏はナトリウムも摂取すべき季節ですが、塩分を控えたい方にはこんな使い方もいいかもしれません。