ダイエットサプリとしての確固たる地位を築き上げたカルニチン。でもこれが出回るようになったのは2002年からだと知ってましたか?2002年から急にサプリメントとして出回ることになったのにはわけがあって、これを知ったら改めて見直すかもしれません。
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カルニチンは体内では、筋肉に多く含まれており、ここでエネルギーの生産に無くてはならない物質です。
カルニチンにはLカルニチンとDカルニチンの2種類があります。この2つは光学異性体という関係で、材料や結合の仕方は同じでも立体構造が異なるります。鏡に映った像のような関係です(光学異性体=鏡像体。右手と左手のような関係で、同じ形に見えるけれど、同じ向きにしたときに重ならない関係です。)。
体内にあるカルニチンのほとんどはLカルニチンで、サプリメントとして使われるのもこのLカルニチンです。
肉体の維持には欠かせないカルニチンですが、必須栄養素としては聞いたことがありません。それは、カルニチンは体内で作られているからです。メチオニンなどのアミノ酸を材料に肝臓で合成されています。なので健康な食生活を送っていれば通常不足するものではありません。筋肉に疾患のある患者ではカルニチンが不足していることがあるようですが、もちろんこれは病気であって、健康な人のケースではありません。
では、Lカルニチンを摂取する意味はどこにあるのでしょうか。ここで2002年が出てきます。
従来カルニチンは医薬品の対象となっており、一般に出回ることはありませんでした。
そんな医薬品だったカルニチンですが、2002年、Lカルニチンが不足していない健康な人でもLカルニチンを接触的に摂取すると、体脂肪が燃焼されることが報告されました。そして同年、Lカルニチンは食品に分類され、めでたくサプリメントとして販売できるようになりました。
最近のダイエットサプリで満足できていないという方、2002年登場以来、消えずに生き残っているLカルニチンに光を当ててみてはどうでしょう。