キャッツクロー：関節をサポート

キャッツクローとは

キャッツクローは南米、ペルー原産のアカネ科の植物。猫の爪のようなとげがあることからキャッツクローと呼ばれるようになったようです。学名はUncaria Tomentosa、ウンカリア・トメントーサと読めばいいのでしょうか？

熱帯雨林に生えているのですがなんと1ヘクタールに2、3本しか生えないそうです（サザエさんの波平の頭のごとき寂しさです）。

そんな貴重なキャッツクローですがサプリメントのブームのおかげで大量に伐採されてしまったそうです。ペルーのフジモリ元大統領はキャッツクローの植樹に力を入れていました。

貧困に苦しむ農家の中には、高値で買い取られる麻薬（コカ）の栽培で生計を立てる人が多くいました。フジモリ元大統領は麻薬の代わりに高値で取引され、合法的に栽培・販売ができるキャッツクローを栽培するよう推進したそうです。麻薬にかわってサプリメントが輸出できれば、公然と外貨を獲得できるし、良い選択ですよね。

キャッツクローの働き

キャッツクローはイソテロポデイン、テロポデイン、イソミトラフィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコフィリンという6種類のアルカロイド類を含んでいます。アルカロイドとは窒素を含む天然由来のアルカリ性分子のことです。上記6種類のアルカロイドが複数同時に働くことでキャッツクロー特有の働きを生んでいると考えられています。

よく言われるのが関節のサポートでしょうか。また病気になりにくい体にしてくれるなど、いろいろ言われています。まだ研究段階であること、よく言われるのがあまりにも薬理的な働きであることから、サプリメントとして書くのは避けたいと思います。ざんねん。

副作用は確認されていませんが、胃腸の具合が悪くなったり、血圧が下がったケースが報告されているようなので、妊娠中・授乳中のかたは避けたほうがいいようです。

キャッツクローに限らず、妊娠中は葉酸と鉄以外はサプリメントで摂取しないほうが無難だとは思います。