シャンピニオン：体臭・便臭への働き

シャンピニオンとは

上記のとおり、シャンピニオンは西洋マッシュルームの一種でハラタケ科に属するキノコです。最近はサラダなどで生食される場合もあります。

ご存知の方も多いと思いますが、シャンピニオン（マッシュルーム）は馬糞や馬糞が混ざった厩舎のわらに生えます。馬糞から採取したキノコをさすがに生では食べられないですよね。。最近はもちろん人工的に用意した菌床をつかい、衛生的に栽培されています。

シャンピニオンのエキスのみを集めたシャンピニオンエキスも最近よく見かけるようになりました。

シャンピニオンの働き

シャンピニオン自体ははタンパク質、ミネラルを非常に多く含むキノコです。またビタミンB群も豊富に含んでおり、体にもおいしい食品です。

しかし、シャンピニオンエキスの場合、目的は違います。

シャンピニオンで注目されている働きは体臭・便臭の軽減です。匂いを抑えることで注目される食品って珍しいですよね。

腸内の環境が悪くなったり、悪玉菌が増えるとアンモニア、メルカプタン、硫化水素、インドール、スカトールなども増えてしまいます。これらが便の悪い匂いのもとでもあります。また、これらは血中に取り込まれることで悪い体臭の原因ともなります。便の匂いが体の匂いに・・・・体から便と同一の匂いがするわけではないです、が、体臭となることは確かです。

これらは加齢による体臭とも関わりがあると考えられています。

シャンピニオンエキスは腸内細菌のバランスを整える働きがあり、善玉菌の増加に関与してきます。また、腸内での異常発酵を抑え、メルカプタン、硫化水素、インドール、スカトールといった異常発酵によって作られる物質が血中に取り込まれるのを抑えます。

この働きにより、口臭・体臭の悪化を防ぐことができると考えられます。

老人ホームでは、体臭・便臭の軽減を目的としてこのシャンピニオンエキスを利用しているところもあります。

臭そうなガスが血中に溶け込んでいるというのは、あまり考えたくないですね。