一時、ギムネマ茶がはやりました。ダイエット茶、ダイエットサプリはうつろい行くのが早いですから今では、あぁ、あったね~ぐらいの位置に成り下がってしまったのでしょうか?
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ギムネマはガガイモ科(ジャガイモじゃないです。ガガイモです。)の植物で学名Gymnema sylvestre(ギムネマシルベスタ)、インド原産です。あのアーユルヴェーダでも肥満対策の植物として利用されてきた、由緒正しいダイエット植物なのです。ギムネマの有用成分ギムネマ酸はその葉から抽出されています。
ギムネマに含まれるギムネマ酸は小腸での糖の吸収速度をゆっくりにしてくれます。糖吸収が穏やかに行われる結果、血糖値の急激な上昇が抑えられます。これによりインシュリン(インスリン)の分泌も穏やかになります。そのため血糖値が高めの方に、というフレーズで健康茶として販売されていることもありますね。
でも、これでは血糖値の話であってダイエットじゃないように聞こえますよね。しかし、このメカニズムがダイエットに働くのです。
ギムネマは結果的にインシュリン(インスリン)の分泌量を抑えていることはお分かりいただけたと思います。これがどうダイエットの結びつくか理解するためにはインシュリン(インスリン)と膵臓の働きを知る必要があります。
インシュリン(インスリン)は血糖値が上昇すると膵臓から分泌されています。そして、糖(グルコース)をグリコゲン、脂肪への変換を促進して血糖値を下げるはたらきを持ちます。これだけならグルコースの総摂取量が同じなら結果も同じに見えますけど、ここからが大事です。
食事などで血糖値が急激に上昇するとインシュリン(インスリン)も大量に分泌され、急激に血糖値を下げようとします。そしてインシュリンが大量に分泌され、その時使われなかった糖は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられてしまいます。つまり、総摂取カロリーが同じでも高すぎず引く過ぎない血糖値を長時間保つほうが太りにくいのです。
ギムネマはインシュリン分泌を結果的に抑えることでダイエット、低インシュリンダイエットと同様の働きをしてくれるわけですね。
また、血糖値の乱高下を繰り返すとインシュリン(インスリン)の過剰分泌が続きます。
すると血糖値を必要以上に低くしてしまい、エネルギー不足で体が疲労してしまいます。
夏は清涼飲料水や麺類主体の食事で血糖値の急上昇が起こりやすく、これが夏ばて、夏太りを引き起こします。
ギムネマは夏ばて、夏太り対策としてもおすすめといえます。