ヘム鉄：吸収率に優れた鉄

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貧血には縁遠い人間ですが、鉄の吸収率の悪さを知ってるので、鉄は足りてるかな？と少々不安もあります。鉄分を摂取するためにも、肉をおいしく焼くためにもやっぱり鉄鍋、鉄フライパンかと思いますが、油も気になるし・・・

鉄フライパンで調理してもどうせ鉄は吸収できないとお思いのかた、良くご存知、吸収するならヘム鉄ということをご存知の方ですね。しかしヘム鉄摂取するなら肉・魚とお思いなら、残念ながら減点です。

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ヘム鉄とは

ポルフィリンという"かご"のような有機化合物の中心に鉄が入ったものがヘム鉄です。

ヘム鉄はフェロプロトポルフィリンと呼ばれます。血液中のモグロビンの色はこのフェロプロトポルフィリンによるものです。

ヘモグロビンは赤血球中にあり、体内に酸素を運搬しています。このヘモグロビンはヘムとグロビンから作られるタンパク質なのですが、ヘモグロビン中のヘム1分子で酸素1分子を運ぶことができます。

ヘム鉄がただの鉄じゃないことと、酸素の運搬に欠かせない物質であることはお分かりいただけたでしょうか。

やっぱりヘム鉄は特別で、非ヘム鉄を摂るよりずっと効率が良いです。

しかし、非ヘム鉄でも肉類、魚などヘモグロビンを多く含むものと一緒に摂取することで吸収効率は2倍程度高まります。そんなわけで鉄鍋にも一定の意味があるのではないかと思うのですが、どうでしょう？

結局肉を食べなければいけないのでベジタリアンの方は実践できないですね。

ベジタリアン以外でも、レバーは苦手、肉・カロリーは控えたい方、ヘム鉄サプリが出ているのでこれなら簡単です。しかし鉄分は過剰摂取は良くないので飲みすぎは注意です。