甘薯といわれて、あぁ石焼もいいけど蒸した甘薯もいいね~と、すぐにサツマイモが頭に浮かぶ人は少ないのかもしれませんね。なんせ調べてみたら甘薯(かんしょ)という漢字はもう常用外だそうで・・・・。ちなみに甘藷とも書きます。
今回は白甘薯(しろかんしょ)と呼ばれるカイアポ芋を紹介します。
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カイアポ芋は白甘薯と呼ばれるとおり、白いサツマイモのような外見です。ただ、一般的に日本で見るサツマイモより大きめなようです。
もともとはブラジルの高原、山地で見られる植物ですが、現在は日本でも栽培されています。サプリメント用の栽培でしょうか、普通の食品としては見かけませんね。
栄養価が高いことが知られており、原産地の人たちは昔から食していたようです。
ただ、連作ができないらしいです。連作とは栽培・収穫した後、またその土地で栽培することですね。一度栽培・収穫するとその土地では数年間カイアポ芋を育てることができないそうです。
サツマイモなどと同じく、カイアポ芋はカリウムを多く含んでいます。カリウムはナトリウムの排出に働くので(そのあたりの仕組みはカリウムの項目で書く予定です)、塩分摂取量が気になる方にお勧めの成分です。
カリウム以外にも、亜鉛、鉄、カルシウムなどのミネラル分、ビタミンB、Uなどのビタミン、食物繊維を含みます。
そしてもっとも注目される成分がCAFと呼ばれる酸可溶性糖タンパクです。
CAFは血糖値をコントロールしているインスリンの分泌を促進、またインスリンの能力自体を強める働きがあるとされています。
カイアポ芋の粉末を3ヶ月摂取したとき、血糖値を下げることを示すデータが得られたという研究報告もあります。
生の芋も販売されていますが、CAFは皮に多く含まれているので、CAFを摂取したい方は皮も残さず食べましょう。