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メグスリノキは実は日本固有の植物です。学名はAcer nikoense。学名に日光と入っているのがまた渋いです。カエデ科の植物で秋ごろからは紅葉を楽しめるあたりも渋いですね。
ちょっと豆知識ですが、カエデは種類によっては雌雄異株の種があります。普通、植物といえば1つの個体から雄花と雌花、もしくは1つの花に雄しべと雌しべができますよねこれを雌雄同株の植物と言います。たいして雌雄異株とは雄の木(株)、雌の木(株)に分かれる植物のことで、雄の木は雄花、雌の木は雌花しかつけません。代表的なものにイチョウがありますが、メグスリノキも雌雄異株の植物です。
標高700m前後の山中に自生しており、東北の一部を除く本州全域に見られます。群馬県の一部地域など、特産品として販売しているところもあります。
黒っぽい灰色をした樹皮を主に煎じて飲みますが、枝、葉なども利用されるようです。
メグスリノキはその名のとおり昔から目にいいとされていますが、現在肝臓にもいいのではないかと考えられています。
メグスリノキの樹皮にはα-アミリン、β-システロールやカテキンなどが含まれていますが、なんと言っても注目されているのがロドデンドロール(ロドデンドロン)です。このロドデンドロール(ロドデンドロン)とそのほかの成分と相まって働くことでメグスリノキ特有の働きが現れると考えられています。
しかし、まだ詳しいメカニズムははっきりしていません。
また肝臓に対しての働きもまだまだ研究段階で、確かな臨床結果が出ているわけではありません。
メグスリノキの葉や木部には樹皮とは異なる成分も含まれており、メグスリノキ全体としては有用成分の多い植物といえるでしょう。
煎じてお茶として飲むことが多いようです。
煎じたお茶は少々苦味があるがそれほど飲みにくいものではないらしいのです。妻が昔飲んだことがあるということで聞いてみました。
妻いわく、
「ウーロン茶が飲めるなら、飲めるような・・。初めてウーロン茶を飲んだときのような味。」
だそうです。