高麗人参はウコギ科の植物。普通の"にんじん"はセリ科の植物でまったくの別物だってご存知でしたか。よく考えてみれば、当然。高麗人参(朝鮮人参)の見た目って全然にんじんじゃないですよね。
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上記のとおり高麗人参(朝鮮人参)はウコギ科の植物。カタカナでジンセンと書かれることもありますがこれは英名のginsengのことです。和名のオタネニンジンは普通聞かないですね。
中国では2000年以上も前から漢方薬として使用されていたようです。日本には奈良時代には入ってきていたようです、非常に高級なもので一般には広まりませんでした。
有用成分はジンセノサイドとよばれるサポニン配糖体でRb1、Ra1、Reなど30種類ほどあります。サポニンとは植物に含まれる渋みやえぐみの成分で、水にも油にも溶ける特性があります。
そのほか植物の根ですから、ビタミン、ミネラルも含みます。
ビタミン、ミネラルをとって綺麗に健康にと思って高麗人参を選ぶ人はいないでしょう。やはり目的はサポニン配糖体、ジンセノサイドです。
たとえばジンセノサイドの一種Rb1は皮膚の傷を急速に回復し綺麗に治癒するのを助ける働きがあることがわかっています。
朝鮮人参の働きとして虚弱体質の改善、疲労や体力の回復などが、厚生労働省の日本薬局方に記されていますし、ほかには血管の拡張作用による冷え性の改善なども期待できるのでは、とされています。
では、どのジンセノサイドが有用なのだ?となりますが、基本的には複数のジンセノサイドが複合的に働くことで高麗人参特有の働きを生むと考えられています。
単離した薬ではだめなんです。
高麗人参サプリメントに高麗人参がまったく使われていなかったという笑えない事件が昔ありました。加工されてしまえば何が入ってたのかなんてわからないですからね。そう思うと今出回ってもの全を疑えてしまうわけで、購入前には人気や信頼度などよく調べないといけませんね。