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ゴマリグナン:肝臓・抗酸化と年齢

ゴマはその健康成分がクローズアップされてからというもの、健康食品のように扱われてます。リコピンでクローズアップされたトマトもそのような食品ですが、ゴマは単体でむしゃむしゃ食べるものではないですし、ゴマ好きか、健康のためにと意識している人じゃないとそうそう食べませんよね。しかもゴマは外郭(ゴマの皮)がなかなか消化できないので、よく噛む、すりつぶす、皮を取り除いたゴマを選ぶなどしないと恩恵にはあずかることができません。

そんなゴマの健康成分、ゴマリグナンについてです。

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ゴマリグナンとは

ゴマリグナンは成分の名前に"ゴマ"とついてるので間違いなくゴマ由来の成分だなとはお分かりいただけると思います。

ゴマリグナンは単体の物質ではなく、ゴマに含まれる脂溶性の物質、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモール、ピノレジノールなどの総称です。このうちセサミンが50%を占めています。しかし、セサと付いた物質が多いです、やっぱりゴマ(セサミ)由来物質ということなのでしょうか

ゴマリグナンの働き

ゴマリグナンは抗酸化。しかし、アンチエイジングのためだけじゃありません。最近注目されているのは肝臓での働きです。

肝臓ではSODと呼ばれる酵素が抗酸化物質として働いています。しかし、SODは加齢と共に減少していきます。また飲酒などにより肝臓を酷使することも肝臓の抗酸化力の低下を引き起こします。

肝臓の抗酸化力が低下は肝機能の低下に結びつきます。肝機能が低下すると、アルコールの代謝が悪くなるのは当然ですが、疲れが抜けない、痩せにくい、など通常の生活上かなり困った症状を引き起こします。風邪による体調不良が長引くなんていうのもありますね。

さて、そこでゴマリグナン。脂溶性の抗酸化物質は肝臓でも働き、なかでもゴマリグナンの肝臓での働きは非常に高いことが確認されています。これは肝臓に達するまでその抗酸化力が衰えないためだと考えられています。

セサミン単体のサプリメントがメインですが、複合的なゴマリグナンとゴマリグナン中の主役とされるセサミン単体の働きの違いは良くわかりませんでした。

わかった時点でまたセサミンについて触れようと思います。ゴマリグナンサプリってあまり見かけないですが。

ちなみに1日に必要な量をゴマで摂取するにはおおさじ2杯程度、しっかり皮をつぶして食べる必要があります。カロリーも考えると結構つらいですかね?

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