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葉酸:妊婦におなじみ・貧血対策

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皆さん、ビタミンといえば何を思い浮かべるでしょうか?簡単に思いつくのがビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD。ちょっと珍しいところではローズヒップのヘスペリジン、ルチン、ケルセチンをあわせてがビタミンPと呼ばれることもありますね。さて、それではビタミンMはご存知でしょうか?

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葉酸とは

葉酸は昔ビタミンMと呼ばれていました。分子式はC19H19N7O5。大きな分子ですね。

大きいのもそのはずで、葉酸はビタミンBの複合体の1つなんです。

植物の葉に多く含まれホウレンソウの葉から抽出されたために葉酸という名がつきました。サプリメントとして出るからにはもちろん動物に必要な栄養素、なら動物にも含まれているはずですよね。ということで動物性の食品からも摂取できます。とくにレバーなどに多く含まれています。

葉酸の働き

葉酸は細胞内の核酸のプリン、ピリミジンの合成に関与しています。この働きにより骨髄内の細胞の成熟がなされるので、不足すると貧血や白血球の不足といった深刻な状況に陥ります。

葉酸は野菜からも肉からも摂取できるので一般的な食生活を送っていれば不足することはありません。

しかし、妊娠中、授乳中の方は葉酸が多く必要になるので欠乏する恐れがあります。また妊婦で葉酸が欠乏すると二分脊椎などの神経管閉鎖障害を持った子供が生まれる確率が高まることから、妊婦は1日400マイクログラムと、一般成人(200マイクログラム/日)の2倍の摂取が推奨されています。

一般の食材に含まれる葉酸の利用効率はなんと半分以下。200マイクログラムの葉酸を含んだ食材を選んでたべても体内で使われるのは100マイクログラム以下ということになってしまいます。

また葉酸は水に溶け、熱にも弱いです。

これらのことから厚生労働省は妊婦は400マイクログラム/日の葉酸をサプリメントで摂取することを推奨しています。サプリメントの場合の体内利用効率は80%を超え、上限は1000マイクログラムなので、サプリメントで安全な摂取量にまで持っていこうという意思を感じますね。

貧血ぎみの方、鉄分、葉酸どちらが不足してるのか、考えたことはありますか?

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