イチョウ葉が話題になったのはもう何年も前の話です。いまではDHAと並ぶ頭脳サプリとして定着してます。しかし、あんなに身近にあふれているイチョウの葉っぱで本当に頭が良くなるのでしょうか?
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頭が良くなるサプリと聞くと、ぐっと来てしまいますね。頭は良ければ良いだけ得ですから。飲んでるだけで頭が良くなるならしまいには辞書も一度見ただけで全部覚えられるような天才になれるんのしょうか。
残念ながらそこまでの報告はありません。ではなぜ頭が良くなるサプリと言われるのかといいますと、記憶力の衰えに対して有用であると考えられているからです。イチョウ葉サプリの定義はイチョウ葉エキスを含むこと。イチョウ葉エキスとはイチョウから抽出したエキスで、フラボノイドを24%以上、テルペンラクトンを6%以上含み、ギンコール酸は5ppm以下のものとなっています。
イチョウ葉エキスにはテルペン類が含まれているのですが、この中で、ギンコライドという物質のはたらきが注目されています。ギンコライドは血液を固まりにくくしてくれます。これにより、脳内の血液の問題から衰えてしまった記憶力を、元に戻してくれる、または衰えるのを防いでくれると推察されています。臨床試験でもイチョウ葉エキスが加齢による記憶力の衰えに対して働くことは確認されているので、決して眉唾物のサプリではありません。
ドイツ、オーストラリアではイチョウ葉エキスは医薬品としても利用されています。それだけ有用性が認められてるんですね。
しかし、この働き方から見て、まったく異常の無い若い人が摂取してもとくに意味は無いでしょう。
若いのに記憶が衰えてきたな~と実感する人にはいいかもしれませんね。
イチョウ葉サプリの含有するギンコール酸は5ppm以下と上に書いたのですが、フラボノイド、テルペンラクトンは"以上"で下限が決められてるのになぜでこれだけ上限が決められているのでしょうか。
実はギンコール酸はアレルギー物質。そのため安全基準は5ppm以下となっています。購入するときはギンコール酸5ppm以下とわかるものを選びましょう。