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黒酢:必須アミノ酸とクエン酸・ダイエット

サプリメントどうこう言う前に、黒酢っておいしいですよね。いくつかおいしくないものにも出会いましたが、それはなんにでもあること。総じておいしいです。

酢豚も黒酢の酢豚じゃないと食べないくらいで、中華街で黒酢の酢豚ありますかって聞いたら「作れるよー」と、まだ聞いただけなのに勝手に作られてしまった思い出があります。おいしかったからよかったですが。普通の米酢、赤酢、黒酢、もちろん向き不向きがあるのでしょうが、なぜここまで味が違うんでしょう。

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黒酢とは?普通の酢と何が違う?

普通の醸造酢って黄色がかった透明な液体ですよね。それに対して黒酢は真っ黒。一見醤油のようです。これはお酢の中に含まれているアミノ酸などが糖と反応したため黒く見えています。一般的に熟成期間が長いほど、反応が進みより黒くなります。

酢を作るためには一度酒を作る必要があります。ワインなどが古くなると酢っぱくなりますがあのイメージです。(家庭でワインやお酒をほうっておいても、販売されているような酢にはなりませんのであしからず。ワインが酸っぱくなったとき、酢酸菌が活動してるのでしょうか??気になりますね)

普通の米酢の場合まず米から酒を造ります。そしてそこに酢酸菌を加えます。お酒に酢酸菌を加えたものが酢のもろみです。このもろみを約3ヶ月ほど寝かせると酒の中のアルコールを原料に酢酸菌が酢酸を作りお酢になります。

黒酢の場合通常、もち米や玄米が原料です。まず酒を造り、それから酢を作るところは同じです。黒酢の製造風景といえばずらっと並んだ瓶(かめ)ではないでしょうか。あの中で黒酢が作られるのですが、あそこにお酒と酢酸菌を入れるわけではありません。瓶の底に麹(こうじ)をいれ、そこに蒸されたもち米や玄米が入れられ、水が加えられます。これはお酒の製造工程と同じですね。黒酢では、さらに上から麹が加えられます。そして蓋がされます。

そして、時折かき混ぜ発酵を進めること1年以上、物によっては3年以上で黒酢の出来上がりです。

お酢と比べるとアミノ酸や等を多く含むため味がまろやかで、刺激的な匂いも抑えられるのです。

黒酢の成分と働き

お酢が体にいいことは皆さんよく聞くと思います。お酢の酸味の正体はクエン酸と酢酸。クエン酸の良さは、クエン酸回路の原料となることですばやくエネルギーを作り出すことです。これについてはクエン酸の項目で詳しく紹介しています。

では酢酸は?酢酸は肝臓でクエン酸に作り変えられるので、クエン酸の摂取時と同様にエネルギーを作り出してくれるので、疲れに良いといえます。

また黒酢はアミノ酸を豊富に含んでいます。必須アミノ酸といわれる8種類のアミノ酸、リジン、フェニールアラニン、アラニン、メチオニン、ロイシン、アルギニン、グリシン、バリン全てが黒酢には含まれています。

黒酢を利用したさっぱりとした食事で夏場の体作りと体力の回復なんて最適な使い方ではないでしょうか。ハードなトレーニングやダイエットをする方は食事に黒酢を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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