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レッドクローバー(アカツメクサ):ハーブと女性ホルモン様物質

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クローバーといえばやっぱり四葉のクローバー。幸運のしるしですが、私はあまり見つけられまあせん・・。女性のほうが見つけるのがうまいように思います。見つけられないからといって不幸になるわけではないのでいいんですが。

しかしレッドクローバー、主役は葉ではなくて花です。

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レッドクローバーとは

レッドクローバー、学名はTrifolium pratense、和名で言えばツメクサのことです。レッドと付いているとおり赤い花をつけるツメクサなので、アカツメクサ、ムラサキツメクサとよばれます。ちなみに白い花のクローバーはシロツメクサで、こちらのほうがよく見かけると思います。

ヨーロッパ原産の植物で、輸入されてきたものを梱包する際、詰め物として使われていたためにツメクサと呼ばれるようになったとされています。この時の植物がそのまま広まったとも言われていますが、牧草として各地に広まり野生化したとも考えられています。

レッドクローバーは主にハーブティーとして広く出回っています。上記のとおり使われるのは花の部分。きれいなハーブティーになりそうですね。

レッドクローバーの働き

レッドクローバーで注目されるのはイソフラボンです。一口にイソフラボンといっても数千種類あるのですが、レッドクローバーのイソフラボンはダイゼニン、ゲニステインです。これらは両方とも女性ホルモン様物質として大豆イソフラボンのページでも紹介しましたね。

女性ホルモン様の働きが期待できるとされる植物性エストロゲンですが、これらは大豆イソフラボンのところでも書いたとおり、ホルモンとまったく同様の働きを期待すべきものではありません。グリコシド型からアグリコンにならなければいけませんし、さらにエコールするには特定の腸内細菌が必要なのでできるか否かは人によります。

そんなわけからか、臨床試験の結果もいまいちぱっとしません。

期待と共にハーブティーとして楽しむ、ハーブですからそんなところで十分でしょう。

余談ですが、ハーブティーの材料として花を摘むわけですから、一緒に四葉のクローバーも採取しておまけにつけてほしいところです。(四葉のクローバーは普通はシロツメクサの葉ですが、アカツメクサにもあるそうですよ。)

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