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ローヤルゼリー(ロイヤルゼリー):中性脂肪と肝臓・体調整え

ロイヤルゼリーはミツバチから採取するのですが、蜜蜂はプロポリス蜂の子と蜜蜂はサプリが豊富ですね。蜂がだしてるゼリーですからなんとなく蜂蜜のように美味な食品であることを期待してしまいますが、残念ながらおいしいものではありません。味ではなく、健康のサポートに期待しましょう。

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ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーは女王蜂の餌です。女王蜂と働き蜂は共に雌。ただ女王蜂はローヤルゼリーを与えられ続けるのに対して、働き蜂の幼虫にローヤルゼリーを与えられるのは最初のうちだけ。女王蜂の大きな体はローヤルゼリーによって作られているといえます。また働き蜂は女王蜂が存在するとそのフェロモンにより生殖機能は押さえ込まれてしまいます。ローヤルゼリーで得た体によって女王蜂という唯一無二の存在であり続けるわけです。

ローヤルゼリーの材料は花粉です。働き蜂は集めた花粉を体内で消化して合成、咽頭腺(唾液腺に相当する器官)や大腮腺(だいさいせん:顎部分の分泌線)から分泌します。

これは基本的には女王蜂のための餌なので、女王蜂の部屋ともいえる王台に蓄えられます。王台に産み付けられた卵はこれを食べて女王蜂になるわけですが、よく考えてみてください。王台だけに蓄えられたローヤルゼリーを人間がせっせと集めて出荷してたら途方も無い労力が必要だと思いませんか?

製品化にはブレークスルーがあったんです。

女王蜂がいると働き蜂は女王蜂だけにローヤルゼリーを与えてしまいます。しかし女王蜂がいなくなると、次の女王を作るために幼虫にローヤルゼリーを与え始めます。

そこで、まず女王蜂を隔離。つぎに女王蜂の部屋である王台を人工的に作り、ここに孵化して間もない幼虫を入れます。すると人工王台に働き蜂はせっせとローヤルゼリーを蓄えていきます。人工王台を設置してから約72時間後に人工王台を回収し中にたまったローヤルゼリーを採取します。

これでローヤルゼリーの採集が可能にはなったのですが、それでも取れる量はごくわずか。しかも手作業なのでどうしても価格に反映されてしまいます。

ローヤルゼリーの働き

ローヤルゼリーは22種類のアミノ酸を含むといわれており、必須アミノ酸は全て含まれています。またビタミン、ミネラルなども含み合計40~50種類もの栄養素をもつことから総合栄養食品といえます。

その中でも特に注目されるのが、デセン酸(10-ヒドロキシ-2-デセン酸)とR物質。デセン酸はローヤルゼリー特有の物質です。

またR物質とはローヤルゼリーに含まれており、健康をサポートしているらしい物質なんですが現在のところ特定されていないものです。タンパク質の一種ではないかといわれていますが、光に当たるだけでも変性が起こるらしく、調べるのも楽ではないようです。

ローヤルゼリーはこれらの物質の総合的な働きによって健康をサポートしていると考えられます。現在よく言われるのは中性脂肪、コレステロール、肝機能のサポートなどです。

ただ体全体にさまざまな働きをするので、「体の調子が良くなる」サプリメントとしてとらえたほうがいいかもしれません。

昔はどれも高級だったのですが、最近では中国製の製品も増えて、価格もまちまちになってきました。生のローヤルゼリーや、乾燥させ砕いたもの、凍結粉砕したものを溶かした液体など種類もさまざま。なのでもちろん薄いものもあります。購入前には成分のチェックをお忘れなく。

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