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スピルリナ:野菜不足に完全食品

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スピルリナは、私の中ではこれは未来食とでも言うべきサプリですね。未来食っていったい??とお思いでしょうが、漫画等の間違った未来感で描かれる、栄養が詰まった小さな食品で、これさえてべておけば大丈夫というもの。

あまりにも漫画的でちょっと笑ってしまいそうですが、宇宙ステーションの構想などではこれは笑えない話で、軽くて小さくて十分な栄養が取れる食品は本当に求められています。スピルリナはそんな未来食にふさわしいサプリメントです。

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スピルリナのとは

スピルリナはそんな先進的技術の塊のような食品なのかといえばまったくそうではないんです。そう(藻)なんです。

くだらないダジャレを書きましたが、スピルリナは藻の一種です。正確には藍藻類紐子目ユレモ科スピルリナ属に属する塩湖に生息する藻類で、そのねじれた形からラテン語で"ねじれ"を意味するスピルリナと名づけられました。

塩湖という普通の藻類には適さない環境で育つので強靭な藻類に見えますが、これは特別な環境に対応したと考えたほうが自然だとおもいます。特殊な環境なのでその分競争者は少なくすみます。

スピルリナの成分

さて、スピルリナの何がすごいのか、いろいろあるのですがまずはタンパク質です。

一般的にタンパク質が多いといわれる植物、大豆のタンパク質含有量は30~40%程度、それに対してスピルリナは60~70%がタンパク質。もちろん肉などよりもずっと高いです。しかも、このタンパク質には分岐鎖アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシン、いわゆるBCAAが多く含まれています。そのほかリジン、フェニルアラニンなど、合計12種類のアミノ酸を含んでいます。

ビタミンはビタミンA、ビタミンB1、B2、B6、B12(B12は残念ながら不活性型)を持ち、ミネラルは鉄、カリウムが非常に豊富で、それ以外にもカルシウム、マグネシウム、リンを持ちます。鉄はヘム鉄の回で吸収率が問題であることを書きましたが、このスピルリナの鉄分は人体に吸収されることがわかっています。(残念ながら吸収率は不明です)

藍藻類(らんそうるい)とはその色から藍藻といわれており、これは葉緑体に含まれるクロロフィルに起因します。必ず藍色というわけではないですが、緑色から青緑色をしています。なのでこのスピルリナももちろんクロロフィルを持っています。緑黄色野菜みたいですね。

これで未来食と書いた意味がご理解いただけたでしょうか?大豆以上のタンパク質を持ち、緑黄色野菜のようにクロロフィルがあり、そしてミネラルも豊富。

野菜不足を感じる方、そんな方にはスピルリナの摂取が新しい野菜摂取になるかもしれません。

ついでに、BCAAとミネラルが多いならスポーツ後にもいいかもしれないなぁ、と物欲が刺激されます。

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