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タウリン:肝臓の健康に。疲れとは無関係

タウリンといえば栄養ドリンク。"タウリンxxxミリグラム配合!"とたびたび聞きます。なのでタウリンが入ってると元気が出るんだろうなぁ~となんとなく思ってしまいます。でもただ元気に感じるだけだったらスポーツドリンクにカフェイン入れればいいようなものです。タウリンの働きとはいったい何なのでしょうか?

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タウリンとは

牡蠣エキスのところでも少し書きましたがタウリンは別名アミノエチルスルホン酸。化学式H2NCH2CH2SO3H、分子量は125。含硫アミノ酸という、硫黄を含むアミノ酸の一種です。胆汁酸と結びつくため胆汁によく含まれていますが、筋肉、肝臓、脾臓、など多くの場所に存在します。

軟体動物はタウリンが豊富なので、食品で取るならイカ、タコ、貝類がおすすめです。するめの表面の白い粉には特にタウリンが多く含まれています。

タウリンの働きは肝臓

栄養ドリンクに入っているし、筋肉にも含まれるから、体の疲れがとれるようにも思えますが、どうも違います。 運動機能に対する働きも報告されていますが、現在のところはそれほど目立ったものではありません。

胆汁の分泌促進などにより肝機能をに対する働き、コレステロールへの働きが報告されています。

なんだか、元気が出るといったイメージからはちょっと離れてしまいましたが、肝臓が弱っている人にはいいかもしれません。

ちなみに、タウリンは心疾患、肝機能障害の医薬品としても使われています。医薬品としての摂取量は一日3000mg。・・・栄養ドリンクやサプリメントでも簡単に達してしまいそうで怖いですね。

取りすぎてもタウリンは尿として排出されてしまいますので、危険性は少ない栄養素ですが、安全のためにも摂取量は守りましょう。

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