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牡蠣エキス:亜鉛・タウリンと肝臓

牡蠣(カキ)、おいしいですよね~。生で牡蠣が食べられる季節になると一度は食べないと損した気分です。フライにしちゃうとなんだかいまいち(妻はカキフライ大好きですが・・)。生牡蠣は食中毒の危険と隣り合わせのあの緊張感と、後で後悔するあの価格。そんなデメリットも乗り越えて食べるわけですが、牡蠣はそんな味の魅力以外にも栄養素にも魅力がたっぷり。そんな栄養素をぎゅっとまとめた牡蠣エキス(カキエキス)というサプリがあります。

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牡蠣エキス(牡蠣エキス)とは

牡蠣エキスは正確には牡蠣抽出物食品。一般的にはカキの身を酵素などにより処理、液体を抽出し濃縮しています。

ところで、食用にする牡蠣にはマガキとイワガキの2種類があることをご存知ですか?

マガキは学名Crassostrea gigas、イワガキは学名Crossostrea belcheriで別種です。冬に旬を迎えるのがマガキ、夏に旬を迎えるのがイワガキです。どちらも夏に産卵期を迎えますが、成熟速度の違い、産卵期間の長さ違いから旬が異なります。

スーパーなどで剥き身で売られている牡蠣はほぼマガキです。イワガキは夏場に生食用で見かけるのみで、売場ではなかなか出会えません。

その原因のひとつとして、養殖技術の普及度が考えられます。マガキの養殖は非常に進んでおり、各地で養殖されています。それに比べるとイワガキの養殖は遅れています。やっとで養殖に成功したのが平成4年、その後各地に広がりつつあります。

それに起因するのでしょうか、サプリメントの牡蠣エキスの原料にはマガキが使われています。

牡蠣の栄養成分

牡蠣エキスの魅力はタウリン亜鉛の豊富さでしょう。

タウリンはアミノエチルスルホン酸という物質で、特に貝に多く含まれる含硫アミノ酸の一種です。栄養ドリンクなどでもよく聞きます。肝機能を助ける成分で、医薬品にも使われる成分です。

牡蠣はタウリンを特に多く含んでおり、牡蠣エキスならこれだけでタウリンの必要量を満たすこともできます。

亜鉛については亜鉛のページで詳しく解説していますね。

亜鉛やタウリンの摂取のためには牡蠣は生食がお勧めかもしれません。クエン酸と同時に摂取すると亜鉛は吸収率が良くなるので、理にかなっています。(キレート作用によるものです。)

ちなみに、牡蠣の食中毒の原因はノロウィルス。(昔はSRSV、小型球形ウィルスと呼ばれていました)。牡蠣の内臓にいるウィルスなので、鮮度に関係なくあたります・・。

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