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バレリアン:ストレスと中枢神経

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ストレス・快眠系のサプリメントのバレリアン。私が睡眠系のサプリメントとして、ずっと気にしてるメラトニンは日本では認可される兆しもありません。時差ぼけ対策にも使えるはずなんですが。寝る時間が不規則になったり、時差ぼけ対策も考えると試してみたいです。しかし、無いものは無い。今、手に入る快眠系のサプリメントの1つはバレリアン。あまり見かけませんが、人気のほどはどうなんでしょう?

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バレリアンとは

バレリアンはハーブの一種です。もともとはヨーロッパや西アジアに生息するオミナエシ科の植物で、日本では西洋カノコソウと呼ばれています。ヨーロッパでは医療用のハーブとして長い間使われています。吉草酸という酸が含まれており、これがもつ独特のにおいが結構強いらしく、サプリメントでは表面をコーティングするなどして匂いを抑えています。吉草酸がどれくらい臭いかといいますと、足の裏のにおい、あれの元も吉草酸で、悪臭防止法の規制対象の物質です。

有用成分はこの臭いの強い吉草酸と、テルペン類、アルカロイドなどです。

バレリアンの働き

バレリアンは複数の成分が中枢神経に作用することで、ストレスに働くと考えられており、臨床試験によっても確認はされているようです。

中枢神経に働きかけるサプリメントなので、睡眠薬や抗うつ剤などを服用している方は摂取しないほうがいいでしょう。

ストレス緩和、リラックスといえばγ-アミノ酪酸(GABA:ギャバ)が人気ですが、バレリアンはこのGABAの分泌を促進するようです。

その働き方から、最初に書いたメラトニンとは大きく異なります。メラトニンは体内時計の調節、バレリアンはGABAの分泌などによるリラックスです。

バレリアンは「夜寝る前にイライラする」、そんな人向けのサプリメントですね。お昼のストレスでもいいんでしょうけど昼イライラするときにとると昼寝をしてしまうかも。

  • サプリメントは食品です。薬のような働きを持つものではありません。
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