[サプリメントで科学する]トップ

ビタミンA:目とお肌の健康に

このサプリの分類

ビタミンAを知らない方はいないでしょう。ビタミンC、Bほど取り上げられはしませんが、必ず耳にしますし、目の健康を気にする方にとってとても気になる存在ではないでしょうか。

広告

スポンサードリンク

ビタミンAとは

体内でレチノールとして働くものをビタミンAと呼んでおり、ビタミンA1(レチノール)とビタミンA2(3-デヒドロレチノール)があります。

レバーなどに豊富に含まれていますが、ベータカロチンがビタミンA前駆としては注目されています。ベータカロチン2分子で1分子のビタミンAとなります。なんだ、半分か、と思うのは早いです。ビタミンAは取りすぎると過剰症を起こす可能性があります。対してベータカロチンなら必要分のみ体内でビタミンAに作り変えられると考えられています。

またベータカロチンは肌などの抗酸化物質としても働いてくれますから、一石二鳥。

あんまり書くとベータカロチンにページになってしまいますからこれくらいにして、ビタミンA、すなわちレチノールは、そもそも体で何をしているのでしょうか?

レチノールの働き

レチノールは生体膜に存在し、運搬の役割を持っているようですが、もっと一般的なところでは視覚でしょう。

網膜でレチノールはレチナール(ビタミンAアルデヒド)となります。このレチナールがオプシンと結びつきロドプシンを形成します。ロドプシンは光を受け取るとレチナールとオプシン再び分離してしまうのですが、そのとき視神経が興奮し光の情報伝達が行われます。

レチナールが無いとロドプシンが形成できないため視覚機能が低下してしまいます。とくにビタミンA欠乏症の人は暗いところで視力が低下することがあります。これは夜盲症といって、光刺激による神経の興奮が起こらないため引き起こされる症状です。

ここまでのとおり、ビタミンAをたくさん取ったからといって視力が回復するわけではありません。前述のとおり、取りすぎると過剰症も起こしてしまいます。ただ、欠乏していてはせっかく持っている目の能力を生かしきれなくなってしまいます。持っているのに使えないとは、もったいない話です。

また、お肌のターンオーバーを助けるので、若々しい皮膚の健康を助けます。

食生活を振り返ってみると、不足していないでしょうか?

紫外線による目や肌へのダメージが強くなる夏場などは、なおさらビタミンAの摂取を意識したほうがよいでしょう。

  • サプリメントは食品です。薬のような働きを持つものではありません。
  • サプリメントを購入する際は販売店の表記をよく確認してください。
  • 当サイトはサプリメントの積極的な摂取を推奨するものではありません。
現在地
ホーム
ビタミンA:目とお肌の健康に