カルシウム。いまさら書くことも無いほどメジャーですね。カルシウムを加えたお菓子などもあふれていますし。皆さん十分カルシウムを取りましょう。
牛乳をちゃんと飲んでるよって方、本当にそれで大丈夫でしょうか?
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実は最近牛乳・乳製品の好悪が議論されています。牛乳にはもちろんいいところもいっぱいあります。機能面だけで考えなくてもただ好きだから飲んでいるって人も多いはずです。
しかし、牛乳は牛の子供が飲む飲み物。人間がそれを一生飲むのはおかしいと思いませんか?
大人になっても母乳を飲む人はいません。また人の母乳を飲むほかの生物もいません。 他種の母乳をずっと飲むのは人くらいのものでしょう。
牛乳で懸念されることの1つは乳糖不耐症です。牛乳には乳糖が含まれているのは植物性乳酸菌・ラブレでも書いています。これを分解、吸収するにはラクターゼという乳糖分解酵素が必要です。ヒトもこれを持っており母乳に含まれる乳糖を分解・吸収しています。しかし、これはヒトの母乳に対してのもの。母乳が不要になればもちろんラクターゼは不要になるので成長と共にラクターゼの量は減少します。
ラクターゼが減少した人が牛乳を飲むと"おなかがゴロゴロ、調子悪い"となってしまいます(ちなみに白人は乳糖不耐症は2割ほど、それ以外の人種では8割~9割が乳糖不耐症)。乳糖不耐症以外にも牛乳の危険性をあげる人もいます。
ただ、腸内細菌も関わってくる話なので、飲みなれて腸内環境が変わったり、体質が変わることで、牛乳を問題なく飲めるようになることもあります。
なので、一概に悪いわけではないですが、牛乳にはこんな面もあるのです。
骨・歯の材料というのは当然です。イライラを緩和する物質としても有名ですね。筋肉が動いたり、生命誕生の受精の瞬間にもカルシウムは大切な役割を果たしており(正確にはカルシウムイオンですね)、生命の維持には欠かせない非常に重要な物質です。
骨というものももとはカルシウムを貯蔵するために発達した器官だと考えられています。骨が無くても海の生物のイカ、タコ、貝は生きてますよね?海水はカルシウムなどのミネラルが豊富なためです。つまり骨は生命に不可欠なわけではなかったのです。
しかし、河川に生物が上がってきて、カルシウムなどのミネラルが少ない淡水で生きるために、骨と言うカルシウムの保管庫が必要になりました。カルシウムは骨のためにあるのではなく、骨がカルシウムのためにあるのです。
生命活動上、それほどまでに重要な物質なのです。
カルシウム摂取量の目安は
それ以外は男女共に600mg程度とればいいとされています。
摂取の上限が2500mgなのでとりすぎることはそうそうなさそうですね。2500mg/日以上をとり続けると腎結石の原因となりかねないのでそれだけは気をつけたいです。
日本人は1950年代ごろからずっとカルシウム不足を指摘されてますが、皆さんは足りてますか?
ちなみに、吸収率も問題になるカルシウムですが、クエン酸と一緒に摂取するとカルシウムの吸収率が高くなります。