フラバンジェノール®を配合したお茶が出ていますね。以前はあまり耳にしなかったサプリです。日本の製薬会社が製造・商標登録をしているサプリメントなんです。
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フラバンジェノール®(FLAVANGENOL®)とは、東洋新薬の独自素材で、フランス南西部ランド地方に植林された海岸松の樹皮から抽出物です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すとされています。
末の樹皮から生成されるサプリメントに、ピクノジェノールがあります。ピクノジェノールはスイスのホーファー・リサーチ社の登録商標で、フラバンジェノール®は日本の東洋新薬の登録商標。
松の樹皮から作られるということ、注目成分のOPCを含むという点で両者は似てはいますが別物です。わたしも以前は同じものだと誤解していました。
ビタミンCなどと異なり、フラバンジェノールは単体の物質ではなく、OPCを含む、東洋新薬オリジナルの松樹皮抽出物です。
東洋新薬はフラバンジェノールの5大機能として
をあげています。
そしてこれらの機能の軸となるのは抗酸化力です。
フラバンジェノール®の注目成分がOPC(オリゴメックプロアントシアニジン)。ビタミンCの600倍の抗酸化力を持つとも言われ、さらに酸化されたビタミンCを還元する力もあるとされています。これらについてはピクノジェノールの項目でOPCの強力な抗酸化力について書いているのでここでは省いてしまいます。
これは2011年の11月に第17回 日本未病システム学会学術総会で発表された作用です。
フラバンジェノール®40mgおよびテアニン100mgを含有した食品を、2回の月経期間が終了するまで、毎日朝食後に摂取してもらい、月経が終了するごとに身体的なPMS症状として、頭痛、乳房の張り・痛み、下腹痛、腰痛の4項目、精神的症状ではイライラする、攻撃的になる、憂鬱になる、集中できないの4項目について、摂取前後での症状の変化の評価を行いました。
その結果、身体的症状においては、6名中5名に、精神的症状においては6名全員に改善が認められたと報告されています。
そのほかに注目度が高いのは血管・血流のサポートです。
血管の内側には血管内皮細胞があります。この血管内皮細胞は血管の収縮・拡張に関わっているのですが、活性酸素によるダメージや加齢によって内皮細胞の能力が低下するとその弾力性は失われていきます。これが血流の低下を引き起こします。
フラバンジェノール®は血管内皮細胞の能力低下を引き止める力があります。
タバコを使った実験で、喫煙後、通常は血管内皮細胞の拡張機能が低下するのですが、フラバンジェノール®を摂取することでそれを防げたという報告があります。
喫煙以外、圧力をかけた後の血流の回復など、様々な実験からフラバンジェノール®は血管の拡張に働くことが報告されています。
また、血液をサラサラにする役割もあるため、血管と血液の両面から血流に働くことが期待できます。
OPCによる抗酸化はお肌にいいことは以前書いたとおり。血流も改善してくれるとなれば、健康だけでなく、血色のいいきれいなお肌を目指すのにもいいかもしれませんね。
PMSへの作用とあわせて、女性におすすめのサプリメントといえるかもしれません。