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ビタミンB6といっても実は数種類あり、ピリドキサミン(C8H12N2O2)、ピリドキサル(C8H9NO3)、ピリドキシン(C8H11NO3)など、現在のところ7種類が確認されています。
ピリドキサミンは体内でピリドキシンリン酸となり、ついでピリドキサル5'-リン酸に変化し、これが補酵素として働きます。この補酵素は、炭水化物やタンパク質の代謝に関わってきます。
他のビタミンB群と同様、肉類、レバーなどに多く含まれていますが、クルミやピスタチオなどの木の実、マグロ、サケなどの魚介類にも豊富に含まれています。
ビタミンB6は補酵素として、炭水化物やタンパク質の代謝に関わっているのは上記のとおり。エネルギー代謝といえばビタミンB群は欠かせませんね。
また、メチオニンからシステインを作る反応形でも働いているため、ビタミンB6が不足するとシステインの前段階、ホモシステインで反応が止まってしまいます。
システインは聞いたことありませんか?お肌を気にする方ならご存知ですよね。シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を阻害してくれる物質です。ホモシステインでとまってしまってはシステインが不足してしまいます。またホモシステインの増加は動脈硬化のリスクを高めるためいいことがありません。
このため、お肌のための薬として販売されているものはビタミンB6、B2などを含んでいます。
普段の生活で、健康的な食生活を送っている人は基本的にビタミンB6が不足することはないですが、お肌のことが気になる方は意識的にとってもいいかもしれません。
ただ、システインの合成時にはビタミンB12や葉酸も必要なので、ビタミンB群は合わせて摂取するのが賢い取り方といえそうです。