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セレンは元素記号Se、原子番号34の半金属元素で、セレニウムとも呼ばれます。生物に必須のミネラルであることがわかったのは1969年と割と新しいです。(これを新しいと見るか、古いと見るかは人によりますかね)
体内ではアミノ酸の一種システイン中の硫黄がセレンに置き換わったセレノシステインに含まれています。そしてこのセレノシステインはグルタチオンペルオキシダーゼという酵素の活性部位に存在します。
セレンはグルタチオンペルオキシダーゼの構成要素なわけで、この物質が重要です。
グルタチオンペルオキシダーゼの働きは抗酸化作用です。
活性酸素には以下のものがあります。
スーパーオキシド | (・O2-):酸化力は弱い | フリーラジカル |
---|---|---|
ヒドロキシラジカル | (・OH-)非常に酸化力が強い | |
過酸化水素 | H2O2。酸化力はは弱いが安定しており寿命が長い | |
一重項酸素 | 紫外線などで生じる。酸化力は強い |
カリカセラピやαリポ酸はフリーラジカル系、リコピンやベータカロチンは一重項酸素に働きます。そしてグルタチオンペルオキシダーゼは過酸化水素に働く酵素です。
他と組み合わせることの意義をわかっていただけたでしょうか?
そのほか、セレンには砒素(ヒソ)や水銀の毒性をやわらげてくれるようですが、セレン自体も大量に取ると毒性を示しますので、摂取量はしっかり守りましょう。